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神奈川現代俳句協会 湾岸賞(2007年)応募句

神奈川現代俳句協会の第3回湾岸賞に応募した句。落選でしたが。

   雪野原
カステラを春の形に切り分ける
火口湖に人満ちており時鳥
竜胆の吐息で溶いてみる絵の具
人間に隙間が増える鎌鼬
風船のふわり不思議な世捨て人
連山と同じ高さに剪定す
落鮎の急ぐ地球はガラス玉
凍み豆腐いびつな空に埋もれる
青空の奥の五線譜告天子
バロックの椅子やわらかに牡丹散る
地軸揺れ百万匹の赤とんぼ
落款のかすれに冬陽さし込みぬ
海暮れるミモザの花の輻射熱
風鈴が鳴り出す広東語辞典
瑠璃蜥蜴いまもファラオの墓を守る
陽の色を呑んで揺らめく朝焚火
吐魯蕃の絹に乳房の春めける
炎天の象牙磨いている男
讃美歌の声となりつつ銀杏散る
直径掛ける三、一四雪野原

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