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2008年10月

完走報告(kei)

短歌を始めて数ヶ月で参加。どうなることやらと思っていましたが、なんとか完走しました!
とてもすばらしいこの企画に参加できてよかったと思います。どうもありがとうございました。

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100:おやすみ(kei)

おやすみの言葉はキャラメルの甘さ眠りの底で探す空き箱

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099:勇(kei)

拮抗ののちの勇魚(いさな)の聞いている新生代の扉(と)の開く音

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098:地下

地下道に秋の終わりの風送る換気塔には大きな蜻蛉

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097:訴(kei)

訴えている君の眼の奥の奥しずかに流れている熱血

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第36回新俳句人連盟賞(2008)

佳作第3位をいただきました。(入選2人、佳作5人)
やっぱり、ちょい嬉しいですconfident

   福寿草

カステラを春の形に切り分ける
失くせない平和な時間新茶汲む
レモン噛む青年の瞳の透き通る
冬夕焼け脇目も振らず引越屋
新年の誓い憲法第九条
野遊びのころり転がるゆで卵
八月の末裔として祈りけり
やわらかに空気を揺らす草雲雀
四畳半一間夕暮蜆汁
化けの皮一枚はがす春の雷
ラムネ瓶窓辺に海のはじまれり
戦争はみんなイヤです桃の花
吊り橋を一気に渡る青嵐
夏空を映して君は無限大
空き缶のいつも淋しい冬夕焼
春の陽を溜めて駱駝の瘤となる
蝉時雨止んで故郷すっからかん
敵味方なき青空と吊し柿
地の吐息拾い集めて独楽回る
生まれたての光の中の福寿草


選者の方の感想
<石川貞夫氏>
柔軟な感性により、ときに若々しく、ときにおかしみを滲ませる自在な表現が魅力。筆の滑りを押さえれば更に伸びる。
  カステラを春の形に切り分ける
  ラムネ瓶窓辺に海のはじまれり
  蝉時雨止んで故郷すっからかん

<細井啓司氏>
全作品が水準以上に達しており、特に次の二作品に注目した。
  地の吐息拾い集めて独楽回る
  生まれたての光の中の福寿草

<沖 正子氏>
  カステラを春の形に切り分ける
  ラムネ瓶窓辺に海のはじまれり
  夏空を映して君は無限大
全体に軽めだがやわらかいタッチの感性豊かな作品が揃い、その青春性、現代性に惹かれた。「戦争はみんなイヤです桃の花」などの安易な句、類想がありそうな句などが散見され惜しい。

<その他>
 「カステラを春の形に切り分ける」「野遊びのころり転がるゆで卵」「ラムネ瓶窓辺に海のはじまれり」。気持ちよく読め、欠点のない作品が多い。現代感覚がありやわらかい。「新年の誓い憲法第九条」などは困る。類想類句がある。


※既発表作も可ということだったのでよかったのです。ほとんど気に入っている句なので、評価していただけてうれしい。

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096:複(kei)

複数の男に出会う相だって!立て続けに来るセールスマン

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095:しっぽ(kei)

わかってるあなたのふさふさのしっぽごまかしたって隠したってだめ

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094:沈黙(kei)

沈黙は鋭いナイフ今日もまたひとり芝居を始めてしまう

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093:周(kei)

限りなく広がっていく水平線どうでもいいさ円周率は

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092:生い立ち(kei)

つきつめた濃い藍色が好きだから生い立ちぽつり語り出す鮭

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091:渇(kei)

渇水期があるから満ちるときがある薔薇の香りを包み込む部屋

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090:メダル(kei)

メダル型チョコを集めて地下鉄の出入口全体が満月

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短歌23

【お題:土】
恋という文字がくらくら土壇場で揺れて見えないあなたの形
上背のある男から消えていく夕焼け空は切ない土曜

【お題:響く】
渋谷スクランブル交差点に立ち靴音ばかり響く夏空
山小屋の眠りは早い一斉に彼方まで響き合う夏星

【お題:十】
スロー画のように少女は舞っている平均台は幅十センチ
伽羅、白檀、黄熟香を聞いている胸にせせらぎ香十徳の

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089:減(kei)

高らかに鳴り響くウエディング・ベル加減乗除の日々が始まる

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088:錯(kei)

穏やかな心の奥の倒錯を眉根を寄せる阿修羅像に見る

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087:天使(kei)

ひっそりと翼をたたむあどけない天使の声は薄い水色

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086:恵(kei)再々投稿

ゐとゑって為と恵なんだと知ったとき「ゐ」と「ゑ」がとても愛しくなった

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085:うがい(kei)

うがいする音に合わせて増えていく南極海の氷の叫び

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084:球(kei)

光年の夢を絡ませたまま眠る骨太の男と天球儀

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083:名古屋(kei)

目を閉じている青年僧 風の匂いの名古屋城本丸御殿

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