« 全川崎俳句大会 | トップページ | 2013年 »

第38回新俳句人連盟賞(2010)

佳作三位をいただきました。(入選の方が3人いらっしゃるので、数えれば6番目)
気に入った句ばかりなので、やっぱりうれしいですconfident

  野うさぎ

新年がこぼれ始める砂時計
深呼吸三回春風になった
よく笑う赤子八月十五日
酸橘絞って遠浅の海の色
野うさぎの後ろ脚から来る明日
先頭は土筆少年探偵団
かくれんぼしている兄の背が晩夏
リストラの隣に立っていて蛍
秋晴れのふわりと焼けた卵焼き
冬夕焼け背負い靴紐を結ぶ
街を行くおかめひょっとこすっかり春
寝不足の獏が騒いでいる月夜
熱い砂こころ壊しにゆく戦
焚火して遠くへ飛ばす海の色
遠い目をしている五番目の目刺
百合の花錆びた線路に錆びた貨車
過ちを閉じ込め炎天の廃墟
縄跳びの輪に飛び込んで海超える
鉄塔は男の叫び西日射す
鯛焼きをほおばるありったけの青春

clover本日、授賞式に行ってきました。

|

« 全川崎俳句大会 | トップページ | 2013年 »

haiku」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/519610/37459316

この記事へのトラックバック一覧です: 第38回新俳句人連盟賞(2010):

« 全川崎俳句大会 | トップページ | 2013年 »