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2013年11月

題詠blog2013投稿歌_まとめ

001:新
新しい明日はきっとやって来る赤い表紙の新約聖書

002:甘
鉛筆の線が一本足りません子猫になってちょっと甘噛み

003:各
たくさんの秋が次々乗ってくる夕日色した各駅停車

004:やがて
遠嶺まで透き通る日も放射性物質にまみれ消えゆく やがて

005:叫
遅いんだ間に合わないよ身動きがとれなくなってから叫んでも

006:券
あの夏の首相官邸前抗議映画のような これが半券

007:別
ピアノ曲を満たした中でレモンティ今日別室に少年を飼う

008:瞬
知らぬ人同士が不意に話し出す夕暮れ前の青い瞬間

009:テーブル
青空の待ち時間には猫が来る長テーブルで始まるゲーム

010:賞
太陽の見せる一瞬の翳りまばゆい君に特別賞を

011:習
ねぇみんな命のことって思わない?チェルノブイリで学習したよ

012:わずか
荒波の奥の奥まで見えてくる胸にはわずかばかりの未練

013:極
まっすぐに歩いてきたよ一人でもいつも優しい極月の庭

014:更
部屋中に満ちた麝香を抱きしめるインド更紗のような手触り

015:吐
サングラス外さぬままに永田町深い心の奥にて嘔吐

016:仕事
違うって急に仕事が入ったの会いたくないってわけじゃないのよ

017:彼
うつくしくネオンきらめく日本の彼岸此岸のあわい揺らして

018:闘
闘うとすれば君とは敵になる高層ビルから覗く箱庭

019:同じ
同じ空同じ風受け木は伸びる内緒話をしている空き地

020:嘆
感嘆符あつめて作る鳩時計氷のように消えはしないか

021:仲
仲良しの背中に海を見ています深みに嵌るまで泳ぎたい

022:梨
川のように流れる君の言い訳を遥か遠くに聞き梨を剥く

023:不思議
愛情にあふれたメロン切り分ける体の不思議を覗いた気分

024:妙
神妙な顔で畑に種を蒔く君と一緒に西に行くため

025:滅
どうか目を醒ましてほしい島国の滅亡の危機(嘘じゃあないさ)

026:期
新聞もテレビも雑誌もいらないさ一期一会の風に吹かれて

027:コメント
コメントは差し控えます白なのに黒と言われるのが嫌だから

028:幾
人間が結ぶ手と手と手と手と手幾何学模様の一端にいる

029:逃
誰だって隠しておきたいものがあるデートのあとで逃げたカナリア

030:財
ゴンドラの揺れに任せて別れたの一切合財消えてしまった

031:はずれ
ざわざわと水琴窟にいるみたい町のはずれのコーヒーショップ

032:猛
ほんとうは寂しがりなの夕暮れは猛禽類の真似をするのよ

033:夏
トラウマとなっているのは晩夏光あの日の土蔵に籠もるため息

034:勢
十五夜にウサギ軍団現れる薄の原は多勢に無勢

035:後悔
書き初めに決めた「後悔するなかれ」勢い余り「後悔」の二字

036:少
とっぷりと浸かるゲームに遊ばれてますます遠い少年の声

037:恨
マルガリータソルティードッグギムレット蛍火揺れた後の悔恨

038:イエス
青と赤の矢印たどる水流はイエスとノーに埋め尽くされる

039:銃
銃刀法違反よりまず原子力発電所事故を騒げマスコミ

040:誇
海際の誇大広告色褪せてホットミルクは妙にやさしい

041:カステラ
瑠璃色のネクタイ風にひるがえりベビーカステラ駄菓子屋の籖

042:若
若干の勝ち目はあるさ夕暮れの中に落とした大きなボタン

043:慣
風船は三つ作れば慣れますよ青い空にはトゲがあるから

044:日本
秘密保護憲法改正TPP思考停止の日本人は

045:喋
ただ喋るだけで芸だと勘違いしている声が流れるテレビ

046:間
起床後の十分間のストレッチきっと役立つ日が来るはずさ

047:繋
シリウスをじっと見つめて繋がっている遠距離恋愛のふたり

048:アルプス
待ち合わせはいつもおんなじ風が吹くアルプス洋菓子店二階席

049:括
そんなこと一括りにして言われても困ってしまうゴンドリエーレ

050:互
向き合って互いの瞳の奥の奥かすかに揺れるあの日の光

051:般
一般的に言えばすべてが嘘になる鰯雲から鱗一枚

052:ダブル
お日さまの匂いたっぷり籠めているダブルベッドと君の眼鏡と

053:受
受取人不明の手紙携えて海に走って行く泣き女

054:商
黙々と行く隊商に紛れ込む今日の一歩は明日の十歩

055:駄目
コーヒーと紅茶にミルクたっぷりで付き合いきれぬ下駄目なあいつ

056:善
矢継ぎ早に青いニュースがなだれ込むどこにあるのか善悪の狭間

057:衰
ワイドショーバラエティーは目眩ましある島国の衰亡の危機

058:秀
最優秀のマークこっそり外されて普通の人になってしまった

059:永遠
永遠という字はどこか嘘っぽい西から朝が始まるみたい

060:何
ゆるゆるとエレベーターが降りてくる天国にあと何人ですか

061:獣
獣には獣の心ひびき合う人間よりも自由自在さ

062:氏
氏素性包み隠さず千年の月の明かりに照らされている

063:以上
これ以上追うのはやめる真っ直ぐに最終バスは蜥蜴を運ぶ

064:刑
体面を保つためです刑務所に冤罪の人を閉じ込めるのは

065:投
金属のボールを投げるペタンクのこの青空のパリへと続け

066:きれい
横顔のきれいな人よ夕暮れは駅のそばです海の近くの

067:闇
暗闇の中を探そうきっとある明日への扉を開く鍵穴

068:兄弟
蝌蚪群れる兄弟姉妹従兄弟従姉妹さらに再従兄弟再従姉妹

069:視
気がつけば視界不良となっている救世主は今どこにいるのか

070:柿
木守柿じっと見つめて私の居場所はいつかなくなっている

071:得意
ねぇ君の得意科目は青空科?雲を次々乗せていくよね

072:産
県名を書けば売れぬと知っていて「国産」並ぶ311以後

073:史
中世の城壁を見るスタートは欠伸の出ない史学教室

074:ワルツ
とりどりの姿形でチューリップ今日も明日もワルツの気分

075:良
良心がなくなったのか捨てたのかそれとももともと持っていないか

076:納
乾杯のあとに海風との会話納涼船の揺れに任せて

077:うっすら
脳の抽斗にうっすらこびりつく二十三年前の失言

078:師
南無大師遍照金剛遠い目をして瑠璃色の沖を見ている

079:悪
全身をトゲで守って悪茄子(わるなすび)飛行機雲は西へと伸びる

080:修
キリストの壁画の修復よりもなお長引いている君との修復

081:自分
新聞もテレビも不要じっくりと自分の声を確かめてみる

082:柔
ポケットから教本を出すキャンパスの隅でこっそり柔軟体操

083:霞
好きなこと嫌いなことも新しい証拠はいつも春霞の中

084:左
この道を左折直進5メートル強烈な日差しの中で過呼吸

085:歯
園児バスを見送ったあと歯に衣を着せて始まるお喋りタイム

086:ぼんやり
空は今日こんなに澄んで青いのだぼんやり船を見送っている

087:餅
裏表裏表裏餅を焼く波が寄せくる新しい朝

088:弱
脱ぎ捨てたビーチサンダルさよならと強弱つけて笑う夕暮れ

089:出口
トンネルの出口は夕焼けに近いスケジュールなら海の先っぽ

090:唯
はらはらと紅葉散り敷く公園と唯一無二の抹茶の時間

091:鯨
寂しさを募らせ深く海を吸うまぎれもなく独り身の鯨

092:局
ゆったりと構える女夕暮れのエーゲブルーの海と対局

093:ドア
海よりも山よりも人を惹きつける鈍い光を放つドアノブ

094:衆
鵜呑みって簡単なんだ楽なんだ事実見る目を捨てた大衆

095:例
ノラ猫になった私の好きなもの例を挙げれば小春日の声

096:季節
ゆっくりと季節を海に送り出す青い指輪を捨ててしまった

097:証
証言も証拠もすべて隠されて毎日海の底を見ている

098:濁
うっかりと付けてしまった濁点も半濁点もきれいな形

099:文
歓声が聞こえてきます真昼間の青いベンチの隅の文鳥

100:止
これ以上飛ばそうったってもう無理さ君も私も止まり木にいる

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完走報告(kei)

なんとか、完走できました。よかった~。でも、残念な「出来」のものが多く……(汗)
ともあれ、楽しませていただきました。ありがとうございました。

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100:止(kei)

これ以上飛ばそうったってもう無理さ君も私も止まり木にいる

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099:文(kei)

歓声が聞こえてきます真昼間の青いベンチの隅の文鳥

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098:濁(kei)

うっかりと付けてしまった濁点も半濁点もきれいな形

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097:証(kei)

証言も証拠もすべて隠されて毎日海の底を見ている

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096:季節(kei)

ゆっくりと季節を海に送り出す青い指輪を捨ててしまった

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095:例(kei)

ノラ猫になった私の好きなもの例を挙げれば小春日の声

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094:衆(kei)

鵜呑みって簡単なんだ楽なんだ事実見る目を捨てた大衆

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093:ドア(kei)

海よりも山よりも人を惹きつける鈍い光を放つドアノブ

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092:局(kei)

ゆったりと構える女夕暮れのエーゲブルーの海と対局

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091:鯨(kei)

寂しさを募らせ深く海を吸うまぎれもなく独り身の鯨

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090:唯(kei)

はらはらと紅葉散り敷く公園と唯一無二の抹茶の時間

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089:出口

トンネルの出口は夕焼けに近いスケジュールなら海の先っぽ

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088:弱(kei)

脱ぎ捨てたビーチサンダルさよならと強弱つけて笑う夕暮れ

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087:餅(kei)

裏表裏表裏餅を焼く波が寄せくる新しい朝

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086:ぼんやり(kei)

空は今日こんなに澄んで青いのだぼんやり船を見送っている

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085:歯(kei)

園児バスを見送ったあと歯に衣を着せて始まるお喋りタイム

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084:左(kei)

この道を左折直進5メートル強烈な日差しの中で過呼吸

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083:霞(kei)

好きなこと嫌いなことも新しい証拠はいつも春霞の中

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082:柔(kei)

ポケットから教本を出すキャンパスの隅でこっそり柔軟体操

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081:自分(kei)

新聞もテレビも不要じっくりと自分の声を確かめてみる

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